介護で働く医療専門職の種類

介護業界も人の命を預かる仕事である以上、様々な専門的知識を持った人が必要です。また、高齢者を相手として働くために、医療専門職の人も多く働いています。
介護業界で働く医療専門職で代表的な職種には、いくつか種類があります。まず、リハビリ系の国家資格を持っている人たちです。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がその代表です。これらの資格はリハビリに特化しており、病院のリハビリテーション科で勤務することがほとんどでした。しかし、高齢者には変形性膝関節症などの運動器疾患や認知症などの病気を持つ人が多いことから、介護事業所などでもニーズが出てきました。また、リハビリ専門の資格ではありませんが、柔道整復師、鍼灸あんまマッサージ師などの治療系資格を持つ人がリハビリを行うこともあります。
次に、最も働いている人が多いヘルパー職です。老人ホームなどで入居者の身の回りお世話をするのが仕事です。資格の取得については、民間資格で無資格でも働くことは法的に可能ですが、無資格者を採用している事業所は少ないようです。ただし、難易度はそこまで難しいわけではなく、最短で1か月程度で取得可能のようです。
最後に、高齢者の抱える様々な問題に対応する介護福祉士の仕事があります。この仕事では、入居者の体調面だけでなく、精神面や医療費の課題などの経済面まで幅広くサポートする仕事です。資格取得には実務経験が要求され、難しい資格ですが、近年その需要は伸びており場合によっては高収入・好待遇も狙える仕事になります。